橋本充電中

(2024/02/12)SNS”Bluesky”でアカウント開設しました→茶畑相談役 (@jyuden.com)

[C83]コミックマーケット83(2012冬) 3日目反省会レポート

記事内にアフィリエイト広告が表示される場合があります

はじめに

2012年12月31日に行われたコミックマーケット83の反省会の様子を、手書きのメモの内容を元に、茶畑相談役が個人でまとめました。枠内には個人の感想・補足を追記しています。

今回のイベントについてのコミックマーケット準備会からの最終的なまとめは、アフターレポートとして後日公式サイトや次回カタログに掲載されます。

代表から報告

三代表からあいさつ。2日目の黒子のバスケサークルの参加見合わせについて、喪失感や悲しみ、怒りを感じた。その件については後ほど。

設営日にスタッフ向けの防災訓練を行なった。今後も毎回やっていく。

参加者数は1日目17万人、2日目17万人、3日目21万人の合計55万人。夏に迫る数字だった。

3日目は入場者数の多さにもかかわらず、待機列が11時ころには解消されているのはすごい。最近は始発で行って並ぶよりも、待機列の捌ける11時過ぎにビッグサイトに行くようになりました。

コスプレについて、女性向けに先行入場を試行した。実際に来た方は申込者の7・8割。いままでのコスプレ広場がすごい混雑であるのに加え、着替えの時間を入れると2・3時間くらいしか自由時間がないので、開場前に着替えることで5・6時間遊べるようにしてみた。今後アンケートを集め、改善点などを挙げていって、男性にも広げていきたい。

今回から「コスプレエリア」という名称が使われるようになり、明確に東地区トラックヤードなどでも撮影が出来ると明言されるようになりましたが、まだレイヤーさん・撮影者は以前からあるコスプレ広場に集中していたなぁという感想。おすすめルートのように、徐々に認知されて参加者が分散し、混雑が解消されたら撮影もしやすくなりそう。

Webカタログについて。サークルの情報を集める上で、既存のカタログだとサークルカットの情報が古い、夏コミだと2月申し込み時点のものなので、直前まで更新できて最新情報が手に入るweb版を試した。今回はβ版ということで無料だったが、今後は課金制度などを考えていく。冊子版の売上が落ちると困るので、web版で採算がとれるようにする。コミケ後も見られるので、今回使わなかった人も試してみて。

会場内からwebカタログを使ってみた人が若干数いた模様。電波が通じれば…。

企業ブースにも様々な企業が来た。マイクロソフトが来たり、ニコニコ動画で戦利品を紹介するコーナーがあったり。企業ブースの生中継動画に映った安田代表を見つけた視聴者がコメントしていた。

企業の抽選率は現在約6割。サークル参加より厳しい。企業によってブースの大きさが違ったりするので、いっぱい入れられない。ゲームソフトメーカーの抽選率が厳しいという声もあるが、申し込み企業をジャンルごとに分け、そのジャンル内の抽選率はだいたい同じにしている。10社中の6割と30社中の6割では数の大小の感覚が違う。同じジャンルがいくつもあるより、独創性のあるジャンルを入れていきたい。

献血について、1日500人強、3日間で約1600人が参加。全員400ml献血なのでだいたい640リットルの血が関東周辺で使われる。ポスターが貰えるキャンペーンは1月にも都内で行われる予定だが、この3日間で相当数が捌けてしまったので、献血ルームによってはポスターの残りが少ない。もし献血を考えている方はお早めに。

コミックマーケット83 献血応援イベント(日本赤十字社 東京都赤十字血液センター)

JPについて、夏コミでは下請け業者が変わり、ノウハウが引き継がれていなくて荷物の引渡しで大混乱になったが、その後打ち合わせを重ね、今回はかなり改善された。担当者には毎回マンレポを渡していて、その内容に一喜一憂しているので、何かあったらマンレポに投稿してみてほしい。

今回、晴海郵便局ではtwitterでこまめに荷物の情報を公開したり、荷物の引渡し方法を紹介したりなど、情報公開にかなり力を入れていました。

はるみの潮風だより 日本郵便 晴海郵便局(@harumikyoubashi)-twitter

ここから市川代表の報告。
コミックマーケット83終了にあたってのお礼とお知らせ(コミックマーケット準備会)

会期中、2日目黒子のバスケのサークルが不参加になったが、不在サークルの机の上にイタズラ手紙が置かれた。直後からスタッフの見回りを強化し、会場・警察と3日目の開催について話をした。愉快犯だろう。この件でスタッフも代表も疲弊している。今後続いていくと即売会は消えてしまう。いまの形態が壊れる。

かつての手榴弾予告(2008年)の際は警備費含め多額の損害賠償などが犯人にいった。こういう愉快犯的なことでも相当な責任を負わされる。絶対にやめて欲しい。準備会も力をつけて、このような事件にも屈しないように強くなりたい。

今回取材に来たマスコミ。最近はコミケが珍しくなくなったのか、取材には来るが新聞などには載らずネットを中心に載るようになった。放送・発売日が決まっているものを紹介。

・1/1 日本テレビ 新春ZIP!&ズムサタSP2013(放送済み)
・1/16 北陸放送 情報6(ロック)レオスタ
・1/21 週刊プレイボーイ(雑誌)
・1/26 日本テレビ 世界一受けたい授業
 →YouTubeにアップされた西の待機列の動画を見て、どうやって動かしているのかを紹介する内容になるらしい。

コミックマーケット81 三日目の西待機列の様子 - YouTube

・2/9 NHK MAG・ネット
・2月後半 NHK クローズアップ現代「二次創作とパロディ文化の行方」
・放送日未定 テレビ東京 YOUは何しに日本へ?(新番組)
 →外国人を密着取材していたらコミケに来てしまったのでそのまま取材。

海外メディアでは英BBC関連の取材団体が来て、130カ国に春頃配信予定。「ギネス級の人混み」がテーマ。人混みよりも、この人の多さで事故が起きないことにも注目して欲しい。なぜ並ぶのか?綺麗に並ぶと早く本が買えるから。

1月1日に放送された新春ZIP!&ズムサタSPもそうでしたが、最近は日本文化に興味を持ってコミケに来る外国人に焦点を当てた内容の番組が多いですね。ちなみに今回紹介された外国人さんはアイマス開封動画で有名な方だったようで…。

質問コーナー

質問1

黒子のバスケの件で、サークルに送られてきたハガキに、黒子関連のコスプレやグッズ持ち込みを禁止すると書いてなかったが、これはサークルやコスプレをする人への自粛をせよという暗黙の了解を求めたのか。(サークル参加)

回答1

会場・警察との話では、「サークル参加を見合わせてもらう」「黒子関連の本を置かないようにする」だけで、それ以上の強制はしなかった。むしろコスプレはして欲しかったのであえて書かなかった。

ダメなときはダメと書く。最近は自粛する方向に考えがち。書いていないときはプラス思考で考えて。

質問2

コスプレイヤーの持ち物の規制(長モノなど)が緩和されているが、撮影する側の持ち物(レフ板・一脚など)の規制が緩和されないのはなぜ?(一般参加)

回答2

カメラ機材については現在検討中。今までのコスプレ広場だと混雑が激しく、機材を広げられないのでダメだったが、今回からコスプレエリアの見直しをして広くなったので、今後は機材が持ち込めるように考えていきたい。

質問3

ガレリアに設置されている椅子を、幅をとって座る人が多い。張り紙などで詰めて使えるように告知できないか。(一般参加)

回答3

ガレリアには許可を取らないと張り紙が貼れない。荷物を仕分けしている人などは通路が通りにくくなるのでスタッフが声掛けしている。

質問4

次回の夏コミの日程について。土・日・月と、最終日が平日になった理由は?(一般参加)

回答4

金土日だとスタッフの参加が難しい。今年の夏(C82)も減った。スタッフの意見では金曜より月曜のほうが休みが取りやすいとのこと。サークルや一般参加者の動きを見て今後について考えたい。

(配置担当)大きいところでは若い参加者の多い東方に月曜に行ってもらった。男性向けが3日目じゃなくなるのは幕張以来?C85(2013年冬)の申込書にC84の日程についてのアンケートを付ける予定。

質問5

今後の冊子版カタログの売上減などを考え、参加者から運営費のカンパを集めてみてはどうか?(一般参加)

回答5

まだ運営上はカンパを募るに至っていない。あちこち経費削減している。例えば受付確認ハガキを全サークル発送から、郵送申し込みしたサークルのみにして、郵送費を削ったりしている。

質問6

企業ブースパンフレットの表紙の女の子は、パンフレット開始時点から「メガネ」と「巨乳」の設定は外さないと聞いたが実際は?(一般参加)

回答6

「メガネ」「巨乳」「腕章」がセット。名前は「かや」ちゃん。こういうちょっとした裏話はコミケットプレスやカタログなどに書いていけたらいいなぁ。

総括

(筆谷)参加できなかったサークルがいる以上、今回はC83を終わりにできない。設営から撤収まで無事に終わったことでC83は一旦幕を引くが、今回のことはみなさんの中に抱え続けていて欲しい。

設営棟梁から

作業報告。設営・撤収でのケガ人はゼロ。撤収時、フォークリフトの荷崩れ1件と椅子が2脚行方不明。業者さんは帰っていったので結果として事故なしという報告で終了。

設営時のレッドブル配布について、配布に来た2人組のお姉さんの片方がコミケスタッフだった。そのつながりで今回レッドブルの配給があった。社会のどこにでもコミケスタッフはいるのだよ。

一本締めで終了。

感想

黒子のバスケ

自分がコミケに参加するようになってから一番大きな事件が起きてしまいました。サークル参加ができなくなったことで、「表現する機会」を失っただけでなく、そのサークルで行われるはずだった「他人と交流する機会」までもが失われてしまったことは、とても大きな損失であり、非常に悲しいです。

一日も早く犯人が捕まり、夏コミにはビッグサイトの各ホールにすべてのジャンルのサークルが揃うのを心から願います。

設営・撤収

設営での一番大きなトピックス?だったレッドブル配布イベント、まさかあちら側にコミケスタッフがいたとは…。反省会終了後にも配布され、それを飲んだおかげで帰りもピンピンで帰路につけました。レッドブルさんありがとう。

この記事のタグ

タイトル&URLをコピーする▼

[C83]コミックマーケット83(2012冬) 3日目反省会レポート|橋本充電中 - https://jyuden.com/zakki_comi/c83-day3b/

前後の記事

[広告]橋本充電中はさくらのレンタルサーバで運用中