小型二輪免許(AT限定)をとるまで(中編)
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この時期特有の気温差で絶不調、茶畑相談役(@chabata_k)です。前回に引き続き、小型二輪免許(AT限定)取得に向けての教習所通いの様子をお届けします。教習は第2段階に突入。果たして補修・再試験無しで教習所を卒業できるのか?
なお、教習についての写真は一切ないので、長々とした文章で雰囲気を感じ取っていただけると幸いです。
技能4時間目(法規走行)
教習所入校から19日目。今日から第2段階の教習がスタート。予約の都合上、2時間連続で技能教習を受けます。

まずはシミュレーターで「法規走行」の練習から。法規走行とは文字通り交通法規に従った運転。道路での走行位置や方向指示器の操作タイミング、ミラー確認・目視の徹底など、短時間で徹底的に実践。
教習時間の後半で、第2段階の実車教習で新たに走るコースについての説明を受ける。あれ?自分、次の時間走るんですけど……新コース覚えられる??
しかし、コース図をよく見ると、第1段階の指定コースをベースに、一部ルートが追加されたものなのですんなり覚えることができました。
技能5時間目(ケーススタディ)
20分の休憩を挟み次の技能教習へ。次はバイクに乗り、実際に起きうる危険な状況を体験する「ケーススタディ」。7~8人の教習生が1列になり、教官が運転するバイクを追いかけるようにコースを周る。スタート前に「危険だと思ったら必ずブレーキを掛けてください」と念を押される。
別の教官が自動車でコースに入り、交差点で赤信号のため停止。その左側をバイクで走り抜けようとするが、自動車が左折のためにこちら側に寄ってきた。危ない!とブレーキをかけて停止。
と、このようにヒヤっとする場面を体験し、回避するまでが一連の流れ。左からのすり抜けの他にも、見通しの悪い交差点で右から急に自動車が来たり、十字路で対向車線の自動車が右折のためこちらに急接近など、いくつかのシチュエーションが用意されていました。
その後は新しい教習コースを何度か周回。第1段階の「クランク」「S字カーブ」「一本橋」「坂道発進」に加え、「踏切での一時停止」「障害物回避のための進路変更」も盛り込んだ内容。ここでもトラブル無く走りきり、2時間クリア。
技能6時間目(急制動)
入校から21日目。これまでの実車教習は同時に7・8人がコースを走っていましたが、この時間は珍しく教官1人・教習生2人の少人数。
この日は実車での急制動(急ブレーキ)の練習と実践。急制動は直線で30km/hまで加速し、指定された場所でブレーキを掛け始め、8m以内に止まるというシンプルな内容。しかし教習前に一番不安に感じていたのがこの時間。制動距離が伸びるからデブには不利だろうと。
しかし、実際にやってみると教習車の制動力は優秀で、安定して8m以内に止まれることがわかり一安心。
「ただブレーキを強く握ればよくね?」と思われるかもしれませんが、何も考えずに一気にブレーキをかけると後輪がロックして滑ったり、バランスを崩して転倒しかけたりと、一本橋並みに緊張する。実際、卒業試験では転倒やオーバーランは一発不合格になるとのこと。
後半は直線コースで前方に立っている教官に向かって走り、上げた旗の色に合わせて左右に回避する内容を体験。どちらも補講無しでクリア。第2段階もサクサク進んでいよいよ卒業が見えてきた……?
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7時間目の予約が取れない!
さて、今回の教習で一番悩まされたのが7時間目。なんといっても予約が空いていない。
第1段階終了後、第2段階の予約を入れるためにスマホアプリ開き、緑色で表示される空き枠を選択していくと、7時間目を選択する画面のカレンダーが真っ白。最短で空いているのがなんと3週間後。
ここまで順調に進んできただけに、急に3週間も空くのか……と愕然としつつも、これだけ空いているのだからこの間旅行に行ってしまおうか、などと考え始める。
しかし、早く免許を取りたいとの思いで邪念(?)を振り払い、頻繁に予約の空きが出ないかチェックする日々。そうしたら3日後に空きが出た。これは取るしか……いやしかし、大事な用事がある日だし……。

技能7時間目(危険回避・セット学科)
入校から24日目、7時間目は技能教習と学科教習の2時間セット。シミュレーターで危険な場面を回避し、その後はどういった危険があったかをディスカッション。

この日は前々から行こうと思っていた浦和競馬のユングフラウ賞&ウマ娘コラボデー。教習は夜なので、昼すぎまではレースを見られるのですが、メインレースのユングフラウ賞を見てからだと間に合わない……ということで、8レースまで見て教習所へ移動。ゼロアワー見たかったなぁ……(2着)。
シミュレーターを使っての危険回避は、死角からの飛び出しを予測し止まるというもの。教習所のシミュレーター=危険回避のイメージがありがちですが、ついにそれを体験する時がきました。
歩行者の飛び出しの他に、交差点で対向車の影からすり抜けてくるバイクや急発進で駐車場から出てくる自動車を次々に回避。接触ゼロで終了。
休憩を挟みセット学科の時間。前の時間の内容を振り返り、後半では卒業検定の話に。検定で走るコースについての説明を受け、残り2時間で完璧に走れるようにと念を押される。
技能8時間目
入校から25日目。第2段階のみきわめ直前ということで、指定されたコースを走り続け、クランク~急制動の一連の流れを繰り返していく。
さて、技能教習の予定が早まったため、学科教習を駆け足でこなしていく必要が出てきた。応急講習を含めて残る学科は7時間。朝から教習所へ行き、学科教習を受け、空き時間に復習、次の学科教習を受け、空き時間に復習……と、なんかめっちゃ学生っぽいことしてる!と、数十年ぶりに学習意欲に火が付く。
技能教習9時間(2段階みきわめ)
入校から27日目。いよいよ第2段階のみきわめ。繰り返し走ってきたコースなので緊張することもなく、各課題をこなしていく。そして9時間目終了、教官からの指摘項目もなく、9時間に及ぶ技能教習を補修無しでクリアしました。
翌日、残っていた応急講習(予約制・3時間連続)を受け、技能・学科ともに第2段階終了。
効果測定
卒業検定を受ける前に、「効果測定」に合格しなくてはなりません。効果測定とは学科の模擬テストのことで、実際の運転免許センターで受ける学科試験同様、文章問題90問(1問1点)+イラスト問題5問(イラスト1つにつき3つの質問があり、すべて正解で2点)で100点満点中90点取る必要があります。
教習の空き時間に教習生向けのインターネット学習システムにアクセスし、想定問題集を解きながら、間違えたところをテキストで復習。一番覚えるのに苦労したのは自動車の定期点検と車検の間隔。自家用・商用のほかにレンタカーの区分いる???などとボヤきながら脳に叩き込んでいく。
応急講習のあとに最後の予習をし、指定された部屋で効果測定に挑戦。
効果測定の結果は……100点で一発合格。やったぜ。ここまでで入校から28日。長かったような短かったような。
さあ残すは卒業検定のみ。受付窓口で予約を取り帰宅。いよいよ卒業が近づいてきた……。
後編へ続く
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