スクリーンヒーローがいるレックススタッドへ行く~2019北海道・日高の旅 3日目(前編)
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門別・新冠と巡ってきた今回の旅、最終日は静内にあるレックススタッドで種牡馬見学。当地で種牡馬生活を送るスクリーンヒーローや、バラエティ豊かな種牡馬たちを見ることが出来ました。
牧場見学をお考えの方へ
必ず「競走馬のふるさと案内所」Webサイトから、見学ルール・申込方法をご確認ください。このページで掲載している情報は2019年9月時点のものです。
レンタサイクルが借りられない?
土曜日朝8時、静内は薄曇り。
前日の新冠編では移動手段にコミュニティバスを利用しましたが、ここ静内ではレンタサイクルを利用して、馬産地の空気を肌で感じながらレックススタッドへ向かうことに。そのためにレンタサイクルのあるホテルSを選んだのでした。
朝8時30分、チェックアウトの際にレンタサイクルを使いたいと伝えると…
フロント「あーいまレンタサイクルやってないんですよ」
へ?
話を聞くと、事故が起こったときの責任が負えないということで、レンタサイクルのサービスをやめてしまったらしい。
しかしその後、「トラブルが発生した際は自己責任で」という条件のもと、自転車を借りられることに。倉庫の奥からしばらく放置されていた自転車が出てきました。ありがとうホテルS。
もし自転車が借りられなかった場合には、道南バスの静内~農屋線で大門あたりまで行き、そこから歩くプランを計画していました。
自転車を借りたまでは良かったが、しばらく使われていなかったためかシートポストは固着し、サドルが低くて膝に力が入らない。途中のコンビニで休憩を取りつつ修理。ちょっとずつシートポストが動くようになり、サドルを上げてちょっと漕ぎやすくなった。
道中、ちょっと寄り道して日本軽種馬協会北海道市場へ。セレクションセールやサマーセールが行われる会場としておなじみ。横には競走馬のふるさと日高案内所があります。
静内駅前から5.4km、二十間道路桜並木の入口に到着。入口に木のオブジェが立っているのでわかりやすい。
静内はここから坂がある!
全長(高低差ではない)約500mの上り坂。ここは自転車を降り、押して歩くことに。
歩くこと7~8分。坂を越えると目の前にレックススタッドの看板が!しかし慌ててはいけない。まずはその先にある二十間道路牧場案内所で見学のための受付を行います。
レックススタッドの見学受付
二十間道路牧場案内所は、レックススタッドの向かいにある桜舞馬公園(オーマイホースパーク)の駐車場に設置されています。名前の通り、牧場見学の案内や受付を行う施設。レックススタッドのほか、アロースタッドの見学受付もここで行います。開設時期は例年7月~10月頃。
受付カウンターでレックススタッドの見学に来たことを伝え、名簿に氏名・住所を記入。その後、牧場見学についての注意事項と、レックススタッド内の放牧地が書かれた地図を渡されます。そして、見学時間(10時~)になったら各自でレックススタッドへ向かうように伝えられました。
レックススタッドの見学を考えている方は、必ず「競走馬のふるさと案内所」「レックススタッド|競走馬のふるさと案内所」で見学受付方法と、注意事項をご確認ください。
2019年の見学期間は8月1日~11月末日(予定)です。
見学時間まで、横にある桜舞馬公園を散策。功労馬の記念碑が立ち並んでいます。
午前10時、見学時間になったのでレックススタッドへ。入口には牧場見学を行う周遊バス「しずないロマンロード号」が止まっていました。当初はロマンロード号の利用も考えていましたが、前日に電話したところ満席とのこと。
スクリーンヒーローの様子
放牧地の一覧を確認し、真っ先にスクリーンヒーローのもとへ。レックススタッドの放牧地には、柵に馬名のプレートが取り付けられています。
スクリーンヒーローいたー!
2016年に札幌競馬場のお披露目イベントで見て以来、3年ぶりの生スクリーンヒーロー。
朝から元気に草を食べていました。
スクリーンヒーローは15歳。2010年に種牡馬生活をスタートし、10年目を迎えました。
柵でお尻をかく器用な一面も。
しばらくしていると座り込んでウトウト。
芝の上でぐっすり。
(こちらは前日ビッグレッドファームで見た父グラスワンダーの睡眠シーン)
起床。
2日間でグラスワンダー・スクリーンヒーロー・ゴールドアクターと3世代あわせて見学できて、この旅の目的が達成されました。ありがとうスクリーンヒーロー。これからも末永く種牡馬生活が続けられますように。
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レックススタッドの種牡馬たち
ビーチパトロール
入口から一番近い放牧地にいたのはアメリカからやってきた新種牡馬ビーチパトロール。アメリカでGIを3勝。
エイシンヒカリ
見学者が一番集まっていたのがエイシンヒカリの放牧地。
好奇心旺盛なエイシンヒカリ。柵の上からにゅっと顔を出してアピール。こんな時でも触らない、近づきすぎないが基本ルール。
柵で目線を作るのが芦毛馬の流儀。と、新冠の某シップが言ったとか言わなかったとか。
スノードラゴン
3月まで現役競走馬だった「師匠」スノードラゴン(11歳)。黄色いシャドーロールがなくても大変かわいい。
フェノーメノ
「マメちん」の愛称で戸田師とファンに愛されたフェノーメノ。初年度産駒は今年デビュー。
さく癖が激しい。
タニノギムレット
2002年の日本ダービー馬、そしてウオッカの父タニノギムレット。
遠くを見つめて何を思う。
ネオユニヴァース
2003年の皐月賞・日本ダービーを制した2冠馬ネオユニヴァース。産駒からもロジユニヴァース・アンライバルド・ヴィクトワールピサなどクラシックホースが誕生。個人的にはサウンズオブアースに大変お世話になりました。
エイシンフラッシュ
2010年日本ダービー馬エイシンフラッシュ。馬体の美しさは種牡馬になっても健在。
ヴァンセンヌ
2015年安田記念でモーリスにクビ差迫ったヴァンセンヌ。熊本生まれの産駒イロゴトシがひまわり賞を制覇。
アグニシャイン
2代母レディブロンドということでレイデオロの近親にあたる火符アグニシャイン(馬主はレッドマジック)。ハービンジャーの後継種牡馬としてスタッドイン。
スマートファルコン
放牧地にいなかったスマートファルコンは厩舎でお休みしていました。厩舎内は立入禁止なので外からの見学。
レックススタッド内の光景
放牧地の数カ所に設置された正体不明の球体ブリオンと傘のような物体。その正体は馬の大敵「アブ」を捕まえる「アブキャップ」。
長いようで短い見学時間が終了。このあとは静内から新千歳空港へ向かいます。
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