相模原市鹿沼公園に静態保存されているSL D52 235号機を訪ねて
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JAXA相模原キャンパスの特別公開の帰りに少し寄り道をして、JR横浜線淵野辺駅そばの鹿沼公園で静態保存されている蒸気機関車D52 235号機を見てきました。
公園の一角に鎮座するD52 235。保存会の手入れにより状態は良好。
屋外展示されているせいか、数年前まではサビや腐食が見られ、車体全体が白っぽくくすんでいましたが、その後有志が立ち上がり、「相模原D52保存会」が設立。車体の補修・保全作業を行い、現在では屋内博物館に展示されているような立派な姿になりました。
D52型蒸気機関車は、戦時中の1943年に幹線系統の長大貨物列車の牽引を主目的に製造が開始されはじめ、D51を超える「日本最大級のSL」として活躍。しかし貨物牽引が主戦場であったことや、大型機故に運行線区が限られていたことなどからD51等に比べるとマイナーな存在でした。
キャブ周りと炭水車。ナンバープレートはD52 235、昭和21年川崎車輌製造、所属プレートは「五」(五稜郭機関区)が差し込まれています。
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この機関車、車体の特徴が235号機の現役時代と違う点がいくつかあり、車体の数カ所にD52 138という刻印があることから、実際には138号機なのではないかと言われています。しかし、ロッドの刻印や、取り付けられているナンバープレートがD52 235であるため、実際はどっちが正しいのか、ちょっとした謎をもつ機関車です。
D52の展示スペースは周囲を柵で囲われていて、時間内であれば中に入って見ることが出来ます(機関室内の見学は通常不可)。入口には「鹿沼公園駅」という看板も掛かっていて、なかなか味があります。
今回は見学可能時間の終了直前に行ったので、中に入らず柵の外から見学・撮影しました。
夕方になり、西日を浴びるD52 235。保存会により、第四日曜日にキャブ見学が行われています。詳しくは保存会ブログで。
鹿沼公園は淵野辺駅南口から徒歩2分。「駅近」で訪れやすいロケーションです。
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