【体験談】神奈川県民が原付免許をとってみた
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少し前の話になりますが、人生初の運転免許を取得しました。免許の種類は……原付(原動機付自転車)。なぜ原付免許を取ろうと思ったのか?免許取得までの流れは?今回は神奈川県民の筆者が原付免許を取るまでの実体験をまとめました。
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なぜ原付免許を取ろうと思ったか
最大の理由は「自転車での坂道が辛い」に尽きる。ちょっと遠出をしようと思っても、相模原から多摩に行くにも八王子に行くにも多摩丘陵が立ちはだかる。昔はクロスバイクでえっちらおっちら登っていったのですが、いよいよ体力の限界。エンジンのパワーを借りることにした次第。
もう一つの大きな理由は「サウナ通い、温泉通い」。相模原~多摩界隈にはスーパー銭湯や温泉がいくつかあり、サウナ目当てで通っているのですが、大抵は駅から離れていて無料送迎バスや路線バスで行くことになります。そうすると帰りのバスの時間に縛られて、サウナをゆっくり楽しめないのが悩みでした。バイクで行ければバスの時間を気にせずに長居できる、これは免許を取るしか無い。
原付は30km/hまでしか出せない、二段階右折がある等、不便な面が強調されがちですが、コンパクトで駐輪場に停めやすいのが良いところ。
そんなわけで原付免許取得を決心したのが2023年3月。早速免許取得に向けて準備にとりかかりました。
原付免許取得までの流れ
原付免許の取得方法は一般的に「試験場で学科試験を受ける」→「試験に合格したら原付講習を受ける」で、街中の自動車学校に通わずに、最短1日で取得できます。筆者は神奈川県在住なので、二俣川の運転免許センターで学科試験と原付講習を受けることになります。
実は都道府県によっては「指定の自動車学校で原付講習」→「試験場で学科試験」というように、1日では免許を取得できないところもあるようです。
■福岡県
福岡県警察 原付講習の受講手続きについて(原付免許を取得するまでの流れ) - https://www.police.pref.fukuoka.jp/kotsu/unshi/gentukihenkou_2.html
原付講習とは、原付免許取得時に義務付けられている一般原動機付自転車の運転に関する講習です。原付講習を受講しないと、原付免許証を取得することができません。
■京都府
京都府警察/学科試験受験案内 - https://www.pref.kyoto.jp/fukei/menkyo/s_gakka/gakka/index.html#2_ginou
原付免許を受験される方は、学科試験とは別に原付講習を受講する必要があります。(取消処分者講習を受講された方は、原付講習を受ける必要はありません。)。
学科試験の勉強法
学科試験は○✕問題が46問と、イラスト問題2問(イラスト1枚につき質問が3つあり、すべて正解で2点)。50点満点中45点以上で合格。(都道府県によっては点数を2倍し、100点満点中90点以上で合格にしているところもあり)
手始めに原付免許の参考書を購入。参考書には「問題集に特化したもの」と、「交通ルールの解説がメインで、後半に問題が収録されているもの」など、いくつか種類があるので後者のものを購入。
今回はKindle(電子書籍)版を購入し、日中は移動中やスキマ時間にスマホで読み進め、夜は自宅で練習問題にチャレンジ。
参考書以外にも、スマホアプリやWeb上で公開されている問題集にも挑戦し、とにかく数をこなしていくことに。
■ゲンチャレ!原付免許試験問題にチャレンジ - 日本二輪車普及安全協会
■原付免許模擬試験にチャレンジ │ 二輪車免許を取ろう │ Honda
テキストの問題集を解くときはパソコンで下のような表を作り、時間を測りながらチャレンジ。
解答欄には○✕を入力していき、迷ったり、間違えやすそうな問題は「考え」欄に○✕を選択した根拠を入力。答え合わせの際に重要なところを「復習」欄に記入。すべて終わったら表を見返す……という流れ。
試験の予約と準備
原付免許試験の持ち物・注意事項については別記事にまとめました。
重要な事項だけ抜き出しておくと……
- 原付試験は平日のみで、インターネット予約が必要
- 住民票の写しには本籍地の記載が必須
- 原付運転に適した服装で着ていく
試験場の長い一日
いよいよ試験当日。早朝から電車を乗り継ぎ、相鉄の二俣川駅へ。駅からはバスで免許センターへ向かう。駅から免許センターへは緩やかな登り坂、バスを選択したのは正解。
免許センターに着くと、入口にはすでに行列が。午前8:30~9:00までに受付をしないといけないので、すぐに3階に上がって窓口へ。備え付けの書類に必要事項を記載し、証紙を購入して受付へ提出。その場で視力検査(適性検査)を行い、試験室へ。座席は受験番号ごとに決まっており、入口そばの壁に座席表が貼られていた。
まわりは10代の学生さんや、新聞販売店のユニフォームを着た外国人風の一団が席を埋める。その中に混ざる30半ばのぼっちオジサン(自分)、すごく……居づらいです。
試験直前まで参考書を読み、いよいよ試験開始。途中退出可ではあるものの、問題を解き終わったあとも念入りに問題を見返し、時間いっぱい使って退出。
しばしの休憩をはさみ合格発表。過去にYouTubeで見た動画では、エントランスに受講者が集まり、大型モニター表示される合格発表を見て一喜一憂……という展開だったが、今回は試験を行った部屋でモニターに合格者の番号が表示される方式。これはこれで緊張する……寝不足も相まってこのあたりで気持ち悪くなってきた。もうアカン。
緊張の合格発表……あ、番号あった。
合格後は緊張感からは開放されたものの、極度の緊張で血圧が乱高下したのか午前いっぱいフラフラ状態。ちなみに合格率は7割くらい。合格者は部屋に残り、今後の流れについての説明を受け、昼休みに。
2階にカフェテリアとコンビニがあり、ここでカレーを食べてようやく体調が回復。午後、試験を受けた部屋に戻り、このあと作成される免許の券面に間違いがないかサンプル用紙で確認。この用紙の右下に試験の点数が印刷されているので、点数が気になる人は要チェック。
その後は免許証用の写真撮影を経て原付講習へ。講習コースに移動し、講師の説明を聞いてからいよいよバイクに乗車。このとき「バイク・自転車に問題なく乗れるグループ」「自転車に乗るのが難しいグループ」に別れ、それぞれ講習を受ける(前者のグループに参加)。
▲道路を挟んだ向こう側に講習コースがある。
教習車は真っ黒なビーノ。おいおい黒志摩リンかとちょっとテンション上がりつつ、エンジンを始動。ゆっくりアクセルを回すと……おお、動く、動くぞこれ!(当たり前)。まずは片足を付きながらバイクの挙動を体験し、その後は直線→カーブ→交差点……と徐々にステップアップ。後半は交差点などを通るコースを2~3週。まだカーブに不安はあったものの、無事転倒せずに講習終了。
再度部屋に戻り、ビデオを見ながら危険ポイントの学習。そして運転免許の交付を受け、16時30分、長い一日が終了。
まとめ
「試験勉強をする」という行為を何年もしていなかったため、試験直後は緊張と不安でぐったりしてしまった。それでも、学科試験を一発で合格したことで自信が持てたので、トータルで見れば良い経験になったかも。さあこれで近所を走り回るぞ!
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