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(2024/02/12)SNS”Bluesky”でアカウント開設しました→茶畑相談役 (@jyuden.com)

コミックマーケット76 3日目反省会

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反省会で報告された事柄をまとめました。代表の意向から、個人的な意見、感想を併記しています。このページで紹介する内容は、録音した音源を元にまとめたものです。

*茶畑個人の感想、意見は枠内で追記しています。

報告者

  • 代表:市川
  • 代表:筆谷
  • 代表:安田
  • 代表補佐:米沢
  • サトミ
  • 設営棟梁

今回のイベントについてのコミックマーケット準備会からの最終的なまとめは、後日アフターレポートに掲載されます。公式サイトや次回カタログをご参照ください。

代表から報告

安田:暑い中最後までお付き合いいただいてありがとうございます。今回は多くの人が来たが、無事に反省会が迎えらた。一人一人ががんばってくれたおかげ。これから先もこんな感じで続けて行きたい。

筆谷:お疲れ様でした。撤収参加者の大半は設営の説明会にいたんじゃないかなと思う。あの時あいさつしてから80時間経ったが、みなさん充実した楽しい80時間でしたか?(→会場:拍手)例年通り、夏コミが終わると秋が来るという感じで、これで皆様の夏も終わってしまい(→会場:失笑)、また楽しい秋、楽しい冬としたい。

市川:ものすごいコミケット日和の3日間でした。雨降ることもなくおだやかで涼しく、今日はいいなぁという感じで、倒れる人も少なかった。来場者数が多かったことなどいろいろについてはこのあと反省を踏まえて考えて生きたい。

筆谷:今回の反省会の内容をブログ・日記に載せるときは、ただ箇条書きにするのではなく、自分の立場・言葉で入れてほしい。三拡でこの前フリを忘れたら、見事にいろんなところに掲載された内容が箇条書きだけだった。検索してみても面白みがなかったので、ぜひ自分の言葉も入れて、キツい意見もあって結構。写真・ビデオ撮影は止めないが、一部には会社に内緒でコミケをやっているひともいる。バレると大変な人もいる。修正をかけるのも犯罪者みたいでイヤなので、顔出NGでおねがいします。

【感想】確かに2日目は風があった気持ちよかった。この3日間(+設営日)の気温を調べてみたところ、最高でも30℃と、そんなにキツくない暑さでした。

まず最初に、コミケット楽しかったですか?(→会場:拍手)。では(設営から)4日間フルにがんばった人はどれくらいいますか?(→会場:挙手)ですよね、楽しかったですね。

会場アンケート:参加形態

  • サークル参加:3割
  • 一般参加:7割
  • スタッフ参加:ごく少数(持ち場の作業が残っている人が多い)
  • 初めて撤収に参加した人:1割

筆谷:ここで初めて聞いてみるけど、コミケスタッフの平均年齢・参加サークルの平均年齢は28・9歳前後。ここの参加者は?個人情報もあるのでおおざっぱに聞いてみるけど、10-20代の人どれくらいいますか(→会場:5-6割挙手)多いですね。コミケはまだまだ若い力で支えられ10年20年闘えると思ってよろしいですね?

【感想】撤収参加者は「いつもの面々」に加え、10代の人、女性参加者もいてとても頼もしかった。最初に撤収参加したときはどうだったか覚えていないけど、あれから欠かさず参加するようになりました。

筆谷:参加者数から。1日目18万人、2日目18万人、3日目20万人。合計56万人(昨年夏は55万人)。1・2日目が同じ数字であることを不思議に思う人もいると思う。1日目は企業に人が集まり、行列に並んでいたりしてサークルの方まで流れてこないので空いているように感じた。逆に2日目は企業に集中していた人がサークルに流れる。最初から込んでいるようなかたちになる。1日目は企業、2日目は特定のジャンルの名前は出さないけど(→会場:笑い)東123、3日目は全部すごかった。西も東123・456も全部込んでいた。20万人のパワー。大きな事故もなく、1・2日目は東西移動も大変だったと思うが将棋倒しも起きず、みなさまルールを守ってスタッフの指示を聞いてありがたい。警察や警備員の方も「コミケに来る人は違いますね」と。いい意味で取るべきなんでしょうけど(→会場:笑い)。これからもこういう感じでいけたらいいな。

【感想】2日目は昼過ぎに行ったのですが、入場規制が解除されず(13時解除)、その割には東456の人の流れに余裕があったり、本当に局地的な混雑だったように思えます。冬コミの配置がどうなるのかが気になるところです。

安田:まず取材。3日間いろいろなところから来た。300団体約700人が取材者証を巻いて会場を歩いていた。この数字は平年どおり。増えてきたのはパチスロ関係。企業でパチスロメーカーの取材をし、いっしょに下のサークルも見て驚いて帰っていく。

次にコスプレ。コスプレする人も増えている。2箇所でコスプレ広場をやる事で、自由にのびのびとコスプレができ、レイヤーさんたちも気合が入ったコスプレをしていた。そのほかに2日目の東123ではサークルさんでコスプレしている人も多かった。そういう形でのコスプレ参加も増えているのかなという感じだった。コスプレ広場についてはこれからもまた新たな場所を探しつつ、改良を重ねてやっていきたい。

新しく行うことになった7階会議棟でのイベント。このなかで行った人は?(→会場:2割挙手)初めてということで、7階への移動について伝達がいきわたらず、苦労をかけてしまったが、うまく誘導をやりつつ、これからもやっていきたい。

初日に準備会主催でシンポジウムを行った。こういうシンポジウムは初めて行った。コミケは世の中でどのように見られているかいろいろお話をしてもらった。冬コミカタログに内容を載せるので、来れなかった人にも読んでもらって、「コミケがあることでこういうことが起こっているんだ」ということを感じでほしい。

筆谷:シンポジウムではパネラーとして出て、一緒に出口弘先生、田中秀幸先生というマンガが好きな教授が出た。1日目の開場3時間という忙しい時間にどれだけ人が来るのか、ぶっちゃけ50~100人位でいいんじゃないかと思ったら、立ち見も出るほど。700人くらいあつまった。このあと参加しているマスコミ・プレス関係の人と話をしたら、「はじめてコミケに来るきっかけになった」という意見。今まで取材に来る方々は、会社に命令されて取材に来る人、コミケが好きで、好きな結果マスコミに入りその延長線でここにきたりとかだった。今回、シンポジウムというお堅いテーマを与えたら「会社から出張費が出て来れた」とか「平日だったので堂々と取材という形で出られた」「なんとか会社を抜け出る理由になるのでこれからもやってほしい」という意見が多かった(→会場:拍手)。みなさんもコミケに来るときに「シンポジウムに行くんで会社休みます」といえば休みやすくなるかも。冬以降もどういう形でやるかわからないが、やわらかいテーマから難しいテーマまでなにかしらやりたい。

安田:2・3日目はライブやトークショーなどイベントが行われた。こちらも興味があったら行ってみてください。一応この7階の会議棟を使ったことで、コミケはビッグサイトのすべてを使い倒したと。(→会場:拍手)

筆谷:ついに長年の夢だった全・館・制・覇。全館制覇を達成しました。逆に言うとこれ以上広げようがないのでこれからどうしようか。

【感想】今回は7階でのイベントには参加しませんでしたが、大人数をあの場所に誘導したり、下に降ろしたりするのは大変そう。どんな具合だったのか見てみたかったのですが、大きなトラブルはなかったようで何より。

安田:最後に、帰りのゆりかもめ(への人の流れ)が珍しく大渋滞。理由はガンダムだと思う。乗ると木の陰からガンダムの肩が見え、近くで見ると迫力がある。

市川:あれはかっこいい。我が家に一台ほしいですが。土曜のフジテレビのニュースに出ていたが、ヘリで空撮しながら『ガンダムのまわりにものすごい人がいます』とやっていて、『その先にもすごい人の列があります』(→会場:爆笑)と、ビッグサイトに向かうという放送が流れていた。

筆谷:なにが映るのかと思ったら、潮風公園から船の科学館を越え、西4企業のスロープがアップで撮られてた(→会場:拍手)。上から見ると指輪物語みたいなCG的光景だった。

そのあとは東1-3の裏に映り、『ここにも列が!今日は東京ビッグサイトでコミックマーケットが開催されています』とナレーションが流れていた。8月に入りガンダムが来場者数200万人突破といっているが、もしかしたら「この3日間で250万人突破」とか言わないだろうなとか思っていますが、うまく連携できているんじゃないかなと思う。

市川:未来の話。来年3月21日に水戸で「コみケッとスペシャル5in水戸」を開催する。まず地方制圧。コミケットスペシャルというのは5年に1回新たな挑戦をやるというのが目標。ビッグサイトで出来ないこと、ビッグサイトをどう変えていくかという実験・企みをするのがスペシャル。水戸の企業と協力してお菓子「梅さぶれ~」を売った。3日目14時には完売した。これは冬も売るしかねぇだろ。すでに次の考えをがんばってやろう、その前に秋になにかやらないと…と、開催までに2弾3弾4弾…と結構いっぱい出して行きたい。会場でサークル申込書も配布した。もらえなかった人は公式サイトでダウンロードできます。細かいことはホームページ、拡大準備集会、カタログ、アピールなどで載せていきたい。

補足:過去のコミケットスペシャル

番号 開催日 名称 場所 参加SP
CS4 2005/03/21 30周年記念24耐?コミケットスペシャル4 東京国際展示場(有明) 3400SP+95企画/50000人
CS3 2000/03/19 コミケットスペシャル3 リゾコミin沖縄 沖縄コンベンションセンター 200SP/1500人
CS2 1996/03/17 さよなら晴海!!コミケットスペシャル2 東京国際見本市会場(晴海) 1300SP/8000人
CS1 1978/05/04 コミックマーケットスペシャル 東京・四谷公会堂 不明/200人

(出典:コミックマーケット30'sファイル・コミックマーケット68カタログ)

児童ポルノ法がいろいろ動いている。ただ、8/30に総選挙があり、夏コミのあいだは穏やかだった。東京都の方も来られなくなり「また今度お話しましょう」で済んだ。安心して進んでいる。我々も東京都さんなどと話をしている。みなさんも不安になっていると思うが、話をして進めていきたい。そして8/30総選挙があります。投票に行ってください。

参加者からの質問

質問1

チラシの量が多い。申込書の段階で「チラシ不要」「要ります」と書けると助かる。ごみ問題も含めてどうか(サークル参加)。

回答1

市川:どうやって見分けるのか、1日目~3日目でサークルが違うので非常に難しい。あれもコミケのひとつの風物詩。全部見て取っておくと楽しいし、いろんなもの(スクリーントーンなど)がついてくる。

筆谷:晴海の頃にも同じ流れがあった。森林保護募金がはじまったころ。印刷会社のほうも景気よくいろんな形のチラシを作っていたが、紙資源を大切にしようという流れで印刷会社が10~20社合同で1冊の本にし配布したり工夫があった。そういう工夫があれば、きっと面白い形での「チラシ」という表現が始まるかな。紙袋にしたり、CD-ROMにしたり、チラシを配る側もアイデアの見せ所。配る方の工夫に期待している。

質問2

帰りにエスカレーターで止められた。行きはカートを持って通れたが。帰りはトラックヤードや、シャッターの開いているところから出られないのか(サークル参加)。

回答2

市川:帰りのほうがカートが重くなり、壊れやすくなる。荷物は持ってもらうとかしている。閉会後のシャッターの開いているところはトラックが入ってきたりするので、出られなくなる。なのでエントランスから出るようにしてもらっている。

筆谷:導線というのは時間と場所によって結構変わるもの。刻々と警備上や管理の都合上で変わってきて、スタッフが全部把握していれば良いが、そこまで細かく説明していない。どのスタッフが何時にどこにいるのか、閉会後は特に決まっていないので、現場判断的な流れで運用されることも多い。こちらがわもたまに迷うこともある。通れるはずの道がなぜか閉まっていたり。

質問3

まず報告。東456の撤収クロークは整理券が96人分出た。実際には1枚で複数使っている例もあるので3ケタいったのではないか。

本題。スタッフの福利厚生について質問。撤収作業中に「スタッフの東京行シャトルバス」という業務放送が流れるが、最終便が18時というのは早いのではないか。撤収作業終了後も地区によってはミーティングをしていたり、反省会に出たら20時くらいまでかかる。最終便を20時にしたらどうか。(撤収組)

回答3

安田:あのバスは基本的には若手スタッフで早めに帰れる人のもの。責任者クラスの人はそんな時間に帰れず、自力で帰ることになっている。18時が最終なのはバス料金の値段の関係。実際使っているのは若いスタッフで、17時解散になる人。反省会や撤収作業をしている人はホールによってバラバラだし、そこまで全部は対処できない。1便なので乗れる数も限られているが、利用したスタッフが今後、新しいスタッフに「これに乗って帰りなさい」と教えたりしてやっている。

筆谷:スタッフの福利厚生という言葉、新鮮な響きだった。(設営から)コミケ4日間支え続けてるスタッフは相当疲れているので手厚くフォローしたい。「全員タクシーで帰っていいよ」なんていうのもあるけど、それはいつか出来るかもしれない「夢」として。現実問題、スタッフはボランティアで来ている。「好きという覚悟」で来ている。自分の体は自分で守る。終わったら仲のいいスタッフ・サークルの人とのアフターも大事。全員東京駅まで送るだけではなく、ガンダムを見に行ったり、飲みに行ったり、特に決めることなく自由解散という形でやっている。準備会の手厚い保護より、生き残るのは自分の力でという形でやっていくと思う。スタッフのことを考えてくれてありがとう。

質問4

2日目11時半頃、西から東に行こうとしたら、西の唯一の出口に人が押し寄せて出られなくなり、「ゆっくりしていってね!」状態になり、おすすめルートのほうから出ようと思ったら、スタッフの方から「規制解除まで使えない。解除後も検討してからでないと使いない」といわれた。あのように詰まってしまった場合にはもう少し柔軟に使えるようにならないのか。(一般参加)

回答4

市川:まず、申し訳ないというのもあるが、なぜ詰まったか。2日目西から東に向かう列が非常に多くなってしまった。みんな東123に入りたいというのがあり、そのとき東123は地獄絵図のよう「ああすげぇ」ってなってしまい入場がとまってしまい、詰まってしまった。最長で小一時間立ち往生することもあったと思う。それを解消するのに警備員・スタッフの場所を変えたり、おすすめルートも13時に警備員が配置につき開けるというところまで、なんとか解消した。さっき2日目18万人という話があったが、実際西や東456にいた方はわかると思うが、結構空いていたんじゃないかなと。でも(1日目と同じ)18万いう数字がどこにいったかというと、全部東123に入った。それで詰まった。東2から入れていたが、その列が詰まり、1ホールから3ホールにいけないという状況になった。一回入口を閉めて1→3の流れを作らなきゃいけないとか、そういう状態が起きて、我々としては考えが足りなかったということもあると思う。申し訳ないというのもあります。しっかり直していきたいと思う。今後、温かい目で見守ってやってください。

質問5

児ポ法について、コミケ準備会としてはもっと積極的な政治的圧力団体として活動するというのはありえるのか。(一般参加)

回答5

市川:今の段階ではありえない。我々は時代時代に合って生きていく。コミケは潰したくないし、絶対生き残って生きたい。絶対法律は守っていく。なので法律が出来る前に何とかしなくてはいけない。しかしそれに対してどちらかに加担すれば負けたり勝ったりするという考えが生まれる。我々は一生勝ち続けることは出来ないと思っている。なので中立的な立場で温かく見守りながら、その中で自分たちの意思を示しながら生きていく。8/30の総選挙でどう動くのかしっかり見て行きたいし、その後どういう形でコミケが左右されるのか、その中で我々は改善・ベターな形で手を打ちながら運営していくのが大事だと思う。

質問6

コミケットスペシャルの申し込み書について。配置について、今回はジャンル別に明確な配置日の指定がなく、希望した日(5:参加できない日程がある場合記入してください)を指定できるとあるが、希望した日に同じジャンルが配置した場合に抽選漏れとあったが。(サークル参加)

回答6

サトミ:なるべく同じジャンルで同じ日になるようにしたいけど、曜日の関係で来れないというのがあるのであれば、それは仕方ないよねという形の文面にしたつもりだった。初日はHARU COMIC CITY 15とかぶり、女性系は来れないと思うので、エロ…男祭りになると思う。それになるべくなるようにするけど、今の段階ではなんともいえない。まだわからない部分があり、あやふやな文面になってしまった。申し訳ないが、流れがまったく読めないのであいまいになった。

市川:スペシャルはバクチ的な面もあり、本当に1日1200サークル来るのか?もしかしたらものすごい数が来るかもしれないし、わからない。普段のコミケならだいたいこのくらいかなと予測できるけど、この場合は予測できない。

サトミ:スペシャルで俺らの予想が当たったことは一度もない。

市川:我慢してください。我々もバクチを打つので、サークルさんも乗ってみてください。

質問7

7月のワンフェスで安田代表をお見かけしたが、どのような目的だったのか?(一般参加)

回答7

安田:ちょっと買ったけど。市場調査。「代表だから」とかいうのではなく、スタッフ・代表はいろんなイベントを見たいという人が多い。時間があればいろんなイベントに行きたいと思っている。1年ぶりのワンフェスだったということもあり、どんな企業・ディーラーさんが来て、どのくらい盛り上がっているのか感じ取りたかった。たとえば九州のイベントや大阪のイベントとか、面白そうだなと思ったものは時間が許す限り行きたい。

市川:我々はオタクなんですよ。欲しいものは欲しいし、行かなきゃ買えない物はそこに行く。オタクでありコレクターの性なんですかね。時間があればどこかに行く。まんだらけやとらのあなでバッタリあうかもしれないし、秋葉原や神保町でうろちょろしていることもある。そのときは「あ、代表だ!」と指をささないように。よろしくお願いします。

質問8

カタログを見ていたら、会場全部使用し、参加申し込みサークル数も過去最高になり、会場の新しい使い方をこれからも検討するとあったが、委託参加の復活もあるのか(サークル参加)

回答8

市川:いろいろなことを考えている。委託スペースの復活というのも考えているし、我々には4日というのも最後の手段である(→会場:勘弁してーの声)。今後どういう形になるのか、申し込みが少なくなるかもしれないし、どっちに転ぶかわからない。我々もやれることはいろいろ考えている。委託をやっていたのも抽選率の問題。どっちがいいのか。委託のよいところ・悪いところ、4日間のよいところ・悪いところ、現状のよいところ・悪いところ。会場をどう使い倒していくのか、まだやれる手はないのか、模索している。しかしコミケは年2回しかない。なかなか大きい手を打てない。失敗して「それ見たことか」と大変なことになるのでバクチを打てない。委託だけではなくいろいろなものを考えていると思ってください。

【感想】物理的に無理が来たらやっぱり日程しかないのかなと思う。かつて反省会で「冬は大晦日開催を…」なんて話をしていた頃は、あまり本気にしていなかったのですが、数年後大晦日開催が実現したりして、実際4日間も「あり得なくはないのかな」と、ちょっと身構えていたりします。

質問9

企業の紙袋について。袋の横幅が広い。ものすごい横幅の袋があって導線を支障したり、机の上の頒布物を倒したり、コスプレの長モノみたいに安全を考慮して横幅の制限をしてもらえないか。(一般参加)

回答9

安田:大きさについてはいろいろ考えている企業も多いが、私はある程度自由にやってもらいたいというのはある。ある程度方向性が顕著になっていって、これは…という時には変えていくというのをやっていきたい。さらにエスカレートしたら様子を見てチョコチョコと手直しをしていく。あれもひとつの表現の形だが、言われた事もわかるので、様子を見ながら、エスカレートしていくようだったら考えていきたい。

市川:さっきのチラシの話と似たようなもので、それもひとつの表現としての「時代」。「あの頃は大きいのが流行っていた」など。こういうのも我々はオタクとして魅力を感じていた。僕の専門分野の映画でいうと、昔のポスターはSPサイズだったが、今は普通のB5に変わり、時代によって変わっていく、流れがある。チラシや紙袋も時代が感じられる。10年後に「こうだったんだよねあの時は」とか出てくると思う。長い目で見てやってください。

(質問9のつづき)ありがとうございます。あと4日制について、4日目はスタッフお休みで全員プロの警備員を雇って企業のみでやるのであればスタッフの同意も得られるのではないか。

市川:我々はサークル主体というのがあるので。

筆谷:我々はコミケットが好きだから、人に任せないで自分たちでやりたいマゾ的な気持ちもある。

ベル:昔、米沢代表が冗談で「土日を休みにして平日にやればみんな平等だ」って言っていた。

質問10

多くの人が参加して、机のところ張ってある黄色い列の紙が見えない。端ならともかく、ど真ん中だと「ここどこ?」と迷ってしまう。机の横ではなく、人ごみでもわかるようにホールの上に示したりできないか。あと、携帯で話しながら道の真ん中で止まったり、キョロキョロして止まったりして、そこで渋滞が起きることがあるので、放送で呼びかけて欲しい。(一般参加)

回答10

筆谷:サークルの方はアピールに「自分のスペース番号をスペースに提示してください」と案内している。これはサークルにおまかせしているので、提示する自由もあれば、提示を忘れちゃう自由もある。机に張られているブロック表記は腰の高さなので人ごみではみえない。そのため、壁の柱に大きく文字が張られている。ホ・モとか。全部は貼れないけど、日本語わかる方だったらア行カ行サ行…と自分で考えてみてください。これは高所作業車を入れるので1枚巻くだけでもお金がかかる。あとこの会場は柱が少なく、壁も全部は使えないので、いまやっていること以上のことはできない。引き続きサークルの方に自分のサークル番号を提示するように呼びかけるが、強制は難しい。机の上はサークルの自由な空間。

立ち止まらないでというのはおっしゃるとおり。道に迷っちゃう人も歩き続けて欲しいなと。入場行列の時は携帯は閉じてください、今回多かったDSのすれ違い通信も(操作は)やめてください、放送が聞こえないのでヘッドホンもはずしてください。本当の初歩の初歩から、こちらから教えていっている。最初はそういうミスもあると思うが、何回か参加して、ルールを覚えて、経験値を重ねて、自分の力で生き残って欲しい。趣味の世界では過剰なサービスをするのは正しい形だと思えない。自分で生き残る術を覚え、一人前のコミケット参加者になってほしい。

市川:トリビアをひとつ。机の横に張ってある黄色いブロック表記、コミケ開始時はA4の紙でやっていたが、それを見た印刷所が「ウチで作るから張ってくれ」と言い、今の形のを持ってきた。なぜ印刷所が言い出したかというと、当時は誤搬入が多かった。印刷所もアルバイトを使うので間違えて届けてしまうことが合った。それを無くすために印刷所が「じゃあウチが大きいの作るから、張ってくれよ」いうのがきっかけ。いまでは印刷所も作ってくれなくなって、我々で作っている。また印刷所さんが聞いていたら、作ってほしいなぁ。

設営棟梁あいさつ

…はやく帰ろうよ。お疲れ様でした。

(作業)早すぎだよ。話を聞いてみると、マニュアルの影響か参加者が二倍になり、13時の段階でほぼすべての机が並べ終わるという史上最強の真似をしやがってコノヤロー!一回やると準備会ではそれがデフォルトになっちゃうんだからな。それがデフォルトになるんだぞ。次スケジュール組むとき1時間で設営やらされちゃうんだからな。

大急ぎでやってもケガが起きたり、反省会で人が倒れたりしちゃうので、ちょっと無理しすぎ。もうちょっとのんびりやろう。また冬と水戸とよろしくおねがいします。

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