2万9000人来場!JBC浦和競馬場開催を振り返る
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2019年11月4日、浦和競馬場でJBC3競走が行われました。「この日、今まで見たことのない浦和になる。」のキャッチコピーどおり、浦和初のJpnIレース開催に2万9191人が来場。当日の場内やレースの様子をお届けします。
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浦和競馬場へ向かう
浦和競馬場へのアクセスといえば南浦和駅から出ているシャトルバスですが、今回はJBCに合わせて乗り場変更&大増便。いつもの銀色のバスではなく、地元を走る国際興業バスが使われていました。上写真の朝10時頃はほぼ並ばずに乗れましたが、お昼過ぎには長い行列ができていたようです。
5分ほどで浦和競馬場に到着。普段使われているシャトルバスは、臨時駐車場がある埼玉県庁へ向かう便として使われていました。
この日の浦和競馬場は入場無料。9時開門予定だったところを30分早めて8時30分に開門したとか。
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浦和競馬場の様子
正門を入ってすぐのところに設置された仮設ビジョン。スタンド裏側にも1台設置されていました。
9月に運用が始まった2号スタンドには大きくJBCのロゴが。2階から上は指定席利用者のみが入れるということで、1階は大混雑。「黄色いカレー」の里美食堂もここに入っていますが、午前中から行列が伸びていました。 投票所は7号投票所が比較的空いていました。
観戦スペースが広いとは言えない浦和競馬場、少しでもスペースを確保しようと、4コーナー側には仮設スタンドを設置。ささやかながら飾り付けも行われていました。
普段は机が並んでいる売店前のスペースも、多くの人が並べるように机・椅子を撤去。名物のマグロカツなどは早々に売り切れていました。
レース観戦
まずは4コーナー側でレース観戦。JBCでは使われない1500m戦はスタートするところを真正面から見られます。この日の浦和はJBC以外のレース名が各地の地方競馬場の名前を冠したものになり、写真の5Rは「笠松競馬特別」。
直線入口で並ぶブルベアセロリ(手前)とユイノムサシ(奥)。結果はブルベアセロリが1着。
スタンド前に移動し、6R「金沢競馬特別」を観戦。800mの短距離戦で、スクリーンヒーロー産駒の牝馬アクトレスが出走していました。2走前に川崎の900m戦を勝利。ここでも勝ってほしいなぁ。
レースはトーセンスティールが逃げ切り勝ち。JBC当日に的場文男の妙技が見られて満足度100%。アクトレスは7着でした。
この観戦ポジション、このあとスタンドの影が伸びてきてJBCは日陰の中での撮影となりました。
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JBC3競走
JBCレディスクラシック
お待ちかねJBC競走のスタート。まずは牝馬限定戦JBCレディスクラシックから。2015年の「JRAの」桜花賞馬レッツゴードンキが、「南関東の」桜花賞が行われる浦和競馬場に初参戦。
1番人気はファッショニスタ。昨年のJBCレディスクラシックで3着、今年は川崎のスパーキングレディーカップ(JpnIII)で初重賞制覇。
JBCレディスクラシック発走。1400mの短距離戦、熾烈なポジション争いが繰り広げられる。この直後にタイセイラナキラが内に動き、最内にいたモンペルデュが転倒、競走中止。
1周回ってゴール前、抜け出したのはヤマニンアンプリメ。今年に入って3着以内を外していない安定感は本物でした。そういえばユタカさん、日曜朝(日本時間)にはアメリカで本家ブリーダーズカップスプリントに乗ってたんだよなぁ。鉄人か!?
モンペルデュと戸崎騎手が接触し破損した内ラチは係員の手により応急処置。モンペルデュは転倒後、カラ馬で3コーナー近くまで走り、馬運車に収容。戸崎騎手もすぐに運ばれていきましたが、重傷ということで心配。
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JBCスプリント
JBCスプリントの返し馬、地元期待のノブワイルドは現在3連勝中。
JBCスプリントはレディスクラシック同様1400m戦。スタート後、内からノブワイルドが抜け出す。ダート初参戦のファンタジスト、前走東京盃を勝ったコパノキッキングと続く。
4コーナーで先頭に立ったのは藤田菜七子のコパノキッキング。これは勝つのでは?と、周囲は大盛り上がり。
そこに急追してきたのがブルドッグボス。ゴール手前でコパノキッキングを交わして1着でゴール。6番人気、単勝71倍と人気薄でしたが前走の東京盃では2着に好走していました。
レース後、高々と手を挙げる御神本訓史騎手。フジノウェーブで地方馬初のJBC勝利をあげたのも御神本騎手でした。レース後のインタビューでスタンドのあちこちから御神本おめでとう!の声が飛んでいたのが印象的。
JBCクラシック
返し馬を行うシュテルングランツ。昨年は的場文男騎手とともに京都に遠征。
JBCクラシックは2000m戦。スタート地点奥の公園にも多くのギャラリーが集まり、発走の時を待つ。
レースはワークアンドラブとシュテルングランツが先行し、各馬が続く展開。
ゴール前、チュウワウィザード(奥)とオメガパフューム(外)の大接戦。2頭並んでゴールし、写真判定へ。
写真判定の結果、1着はチュウワウィザード。初のJpnI制覇となりました。
レース後、スタンド前に新設されたウィナーズサークルでの表彰式。
最終レース
最終レースは2000mのホッカイドウ競馬特別(3歳限定)。戸崎騎手の落馬負傷で笹川翼騎手に乗り代わったダンサーバローズが勝ち、JBCデーを締めくくりました。
レースを終えて
最終レース後、ウィナーズサークルで行われた来年のJBC開催場へJBCフラッグの引き継ぎ式。来年は大井競馬場でJBCレディスクラシック・スプリント・クラシックの3競走が行われるほか、門別競馬場でJBC2歳優駿が初開催されます。ということで大井・門別の関係者が出席。
レースが終わり、大行列の払戻所を横目に帰路へ。JBC終了時間に合わせて周辺道路は交通規制が行われ、スムーズに競馬場を出て南浦和駅へ向かうことができました。
当日は多くのスタッフが観客誘導を行っていて、帰りもうまい具合に人の流れが分散されたためか、大きな混乱は見られませんでした。戸崎騎手の落馬負傷は残念でしたが、その他の面ではうまくいったのではないでしょうか。JBCに向けて準備してきた浦和競馬場、おめでとう!そしてありがとう!!
当日の成績等
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