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(2024/02/12)SNS”Bluesky”でアカウント開設しました→茶畑相談役 (@jyuden.com)

コミックマーケット74 3日目反省会

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報告

報告者:市川・筆谷・安田(共同代表3人)、米沢(代表補佐)・サトミ・設営棟梁

(筆)はじめに諸注意。くれぐれもニコニコ動画に流さないように(会場笑)。

まずは3代表の挨拶。サークル・一般参加者がどれだけいたかアンケート。

(筆)今回のコミケは諸般の事情により、普段のコミケより相当疲れた。そのことについてみなさん聞きたがっていると思うので、武闘派の市川が報告する。

(市)まず手荷物確認、みなさんの協力があって無事に出来ました。ありがとうございます。で、手荷物確認をなんでやらなきゃならなかったのか。 まず2chで「手榴弾を爆発させて死人が出るぞ」と脅迫され、その関係で東京湾岸署と会場から、強い押しがあり、やらざるを得ない状態だった。 本当はやりたくなかったし、やるとすると大変だし、疲れるし、皆さんもいやな気持ちになるだろうし、ずっとやりたくないと言っていたのですが、 もうひとつ、8月にコミケ会場を爆破するという2つ目の脅迫が出て、東京湾岸署に被害届けを出すという形になった。そういう経緯から荷物確認をした。

やはり普段より疲れた。こんな書き込みがなければ荷物検査をやることはなかった。3日間続けてかなり疲れた。 やる側もやられる側も気持ち良いものではない。われわれは今後も脅威、脅しには強い対応で望んでいきたいし、 コミケを中止することは絶対にない。あってはいけないと思う。

荷物確認について:
人の多いコミケでどうなるのか本気で心配していましたが、混乱やトラブルもなく実施されたみたいでよかったと思います。 警備員・警察官が多く巡回し、厳戒態勢でピリピリしたムードになるのではと思っていましたが、 普段どおりのコミケでよかったと思います。

実際、警察や会場から「中止しないの?中止にしたほうがいいんじゃないか」と聞かれました。 我々は「そんなことでは中止にしない」ときっちり言った。今回はみなさんの協力の下に、しっかりやれたことについて。感謝している。

今回は「みんなそろってのコミケ、みんなで作る」というのを実感できた。これ以上聞きたいという人もいると思うが、 捜査の関係で話せることがこれ以上ない。このへんでご了承いただきたい。

(筆)今回のコミケの参加者数について報告。1日目17万人、2日目18万人、3日目20万人。合計が55万人。 去年の夏と同じ人数になった。

今回、人が多く感じたのは、人の渋滞があったからではないか。この件は後に話す。

人数について:
今回は3日目のみの参加だったので、1・2日目の比較は出来ないのですが、東の混雑は例年と同じだったと思います。

次に天気。3日目は参加者の念の強さを物語ってる。初日があまりにもピーカン。2日目は曇りでちょっと雨。 両日とも300人近く倒れた。主に熱中症で、そのことで救急車も呼んだ。熱中症ってなめてかかると危なくて、死ぬこともある。 撤収を手伝っている人間は体力自慢と精神力自慢の方が多いだろうからコミケを1週間くらいやらないと倒れないだろう(会場笑)。

やはりコミケに参加する人は、新しい人が増えている。たとえば朝並ぶ、夜から並ぶ、装備なしで並ぶ、 自分がどこに来たのかわからないまま並ぶ。そりゃ倒れる。倒れて文句言うし、倒れても中を見たいとか、帰りたいけど動けないので なんとかしてくれとか、「お客さん」がいる。

そんな人たちも、スタッフの手を煩わせるが我々から見ると「参加者」。 救護室で手厚く看護され、そこでやさしくされたことで次来る、倒れながらも手にした同人誌がとっても面白かったとか、 どんなことでもプラスになればコミケはいい思い出になる。 ウチのスタッフの中にも、救護室でやさしくされ、それがきっかけでスタッフになった人もいるし、 迷子になってやさしくされたから後にスタッフになった人もいる。どんなきっかけでも、精神的に考え方をプラス指数に持っていけば、 コミケは楽しいです。例え気温が36℃で不快指数が100を超えても楽しいです。やはり考え方。

気温とかヒドイ目にあっても、 自分の中で楽しい方向に持っていく考え方が出来るか。趣味ってそういうものだと思う。「苦しい、嫌だ、文句言うぞ、怒る」じゃなくて、 苦しいことを楽しむというマゾ的なものが趣味の醍醐味だと思う。

(市)むかし米沢代表が言ってたけど、「ここに来る人はマゾ、それもドM」だって。 自分がドMだと思う人手を上げてー

挙手4割

(筆)あーまだ自分のことを自覚してない人が多いですね(会場笑)

大体この場にいてMじゃないってかなりおかしいですよ。そろそろ認めたほうが。

今日は本当にコミケ日和で倒れる人も少なかった。みなさんが設営日から初日、2日目と相当体力と気合を使っちゃったのか、 午後3時半頃から雨が降ってきてしまったのは惜しかった。冬コミでは雨や雪が降らないようにみなさんも空にお願いして コミケ日和のいい天気になりますように。

(筆)次に取材。今回はあちこちでカメラを見かけたと思う。初日は東京のキー局がすべて来た。 それはコミケで何かが起こるのを期待して来た(会場笑)。

(市)まあいろいろありましたからねぇ。ぬか喜びのテレビ局が「取材させろ」とやってきたが空振りだったようだ。

(筆)なぜかカメラをずっとエスカレーターに向けてたり(会場爆笑)。

ワンフェスで事故がおきたが、コミケでは12年間エスカレーターの事故を起こしていない。 それはエスカレーターの両端に人を置いて「エスカレーターの上はあるかないでください」と徹底してやっている。 その件も後に話。

(ベ)エスカレーターが止まるときは、サークルさんが重い荷物を落としたとか、買いすぎた本がドカっと乗った時とか。

(市)74回コミケをやってきて、大きな事故って一回もない。死人が出たこともないし、大きな怪我をした人もいない。 それはみなさんもわかっていると思う。コミケは一番安全を気にしてやっている。そのことを東京湾岸署や会場にわかってもらえたと思う。

(ベ)3日目には東京湾岸署もやさしい目をしていた。

(市)2日目まではかなり厳しいことを言っていたが、3日目はやさしい目で見てもらったので。これからもやさしい目で見てもらいたい。

(筆)初日に来てたテレビ局はセクション的になぜか報道が多かった。その人たちは何もおきないと来なくなっちゃって、 残ったのはドキュメンタリーとかバラエティ、海外メディア、新聞社など、普段と変わらないコミケの取材風景だった。 マスコミの期待をいい意味で裏切れた。マスコミの方も事件を期待するんじゃなくて、事件を防ぐほうに動いてもらいたい。

(市)そういうことがあったから、マスコミも何も調べないでやってくる。こちらですべて最初から教えなくてはならない。 マスコミ対応のスタッフがついて「これはダメ」「あれは大丈夫」と逐一教えなくてはいけなかった。 こういうことがあったときだけでなく、毎回来てコミケのことを覚えていってほしいと期待している。

(筆)その件で、某局が海外の方でマンガと同人誌の関係について深く深く掘り下げる取材をしている。 その取材をしている方たちは何ヶ月も前からきちんとコミケについて勉強してくるのに、 お台場の局や汐留の局がなにも勉強しないで来るのはどうだろう。

コミケっていろんな可能性があるのか、報道という形以外でも取材が来る。例えばパチンコメーカー、パチスロの原画など。

どんな業者、メーカー、報道でも我々は取材に答えていく。今回、1日目の様子がマスコミで出た。せっかく撮ったフィルムを無駄にしたくないのか、 コミケの初日が開催されたという形で夕方流れた。彼らはもっと違う形でニュースにしたかったと思うのだろうけど。

(市)脅迫犯がつかまったことでガラっと変わった。

(筆)逮捕された彼は国のお金で初めて会場の近く(東京湾岸署)まで来たんじゃないかな。 新聞の報道を見ていたが、もうコミケの名前に注釈(解説)がつかなくなった。 それだけ、いろんな人に理解されてきたんじゃないかな。それでもまだまだイメージのズレがあると思うので、 それを埋めていきたい。もっといい形でコミケが紹介されたりすれば、運営や開催の仕方も楽になると思う。

取材について:
過去の反省会でもあげられているように、 前よりよくなったとはいえ、いまだにコミケを「イロモノ」扱いする報道姿勢を持つところがあり、 コミケ準備会としては「来るものは拒まず」という姿勢ですが、個人的には「しばらくそっとしておいてほしい」という気持ちが少しだけあります。

(筆)今回、荷物検査や脅迫事件の陰に隠れてしまったが、コスプレ広場・更衣室の移動と企業のスペースを広げた。

(安)今まで西3を更衣室、西4を企業、屋上を企業の列整理のち、コスプレ広場にしていた。今回はじめて 1階の庭園と呼ばれる場所にコスプレ広場を移した。いろんな人から「今回初めてコスプレを間近で見た」という話を聞いた。 4階はホールを広くしたが、ほぼ通路幅を広くすることに費やした。一番広い通路は17.6m取っていて、コレは来た人が気持ちよく並べるようにしたため。 このおかげで初日、9割くらいが4階に上がっていったが、それだけの人がきても4階に納められた。4階にあがって来た人を再び1階に下ろす荒業を使うことなく、 上のほうで対応でき、事故もなく、消防からも狭いところに大量の人が来て人が倒れることなどを心配していたことが一層され、 よくやってくれたと担当者に言ってくれた。ブースが広くなったことで、企業も凝った造作のコマが増えて、お祭りっぽい雰囲気が増したと思う。 次回以降もよろしくお願いします。

企業について:
通路が広くて、あちこちで目詰まりを起こすようなことがなかったので歩きやすかったです。でも、広くなったので一通り全部まわるのは 通路が狭かったときと違う大変さもありましたが、ゆったりと回れて楽しかったです。 個人的には国際交流コーナーが更衣室脇から企業ブース内の人目につきやすい場所に移動し、 わかりやすくなったのがよかったと思います。

(筆)コスプレ広場を西の上から、東西の中間にある1階レストラン街に移動し、いろんな意見が出た。 うれしかった一件は「コスプレを身近に感じた」。今までは西の一番奥で、気軽に見に行くには過酷な場所だった。 そこに入るにはギッシリの人の中に入っていかなくてはいけなかった。それが庭園になったことによって、コスプレイヤーでもカメラマンでもない、 普通の参加者がコスプレを見に行けるようになって、コスプレ参加者と一体感が生まれたのはよかったのですが、人がいっぱい入ってものすごい ギュウギュウ詰めになった。コスプレをやっている人にとっては、集合写真が撮りにくいとか、ポーズがとりにくいとか不満も出た。 でも我々の考え方は、「コスプレーヤーも表現」だと思っている。なので、コスプレ同士で楽しむよりも、 コスプレを知らない人にも見てもらおうと思う。でも、混雑でコスプレが楽しめないというのもおかしな話なので、 次回に関して、今回の反省を踏まえて改良していく。楽しみにしていてください。

コスプレについて:
実は一度もコスプレ広場に入ったことがなく、今回も広場を通り過ぎてしまいました。 2日間参加で余裕があれば見に行っていたのに…。でも、3日目は西屋上も開放されていて、 ドアラ、エアーマンなど某所好みしそうなキャラも。コスプレも衣装を作る、ポーズを調べると、本を作るのとは違う 楽しみ、大変さがあると思います。同人誌を書くのも作品への愛、コスプレするのも作品へ愛だと思っています。これからも華を添える存在であってほしいです。

(筆)ほかにもう一個やったのが署名運動。

(弁護士)今回会場内に署名ブースを出して、「創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志」の主催で 署名を行った。現在の集計はまだ正確の数字が出ていないが、12,000-20,000近く集まった。 集計に時間がかかるので、集まった紙の厚みから大体の数を出した。特にトラブルもなく、みなさんご協力ありがとうございました。 まだ署名は続いているのでよろしくお願いします。今後は議員さんを通じて国会に請願する。みなさんもこの法案について メディアを通じてご注視してほしい。

署名について:
いままでは企業ブースなんかで表現関係の署名を見かけましたが、会場内でも多くの人が署名していたのを見て、 高い関心があったのだと感じました。どうか規制されないように祈っています。

(筆)次はみんなのアイドルから一言。

(設営棟梁)お疲れさんでした。これだけのハードな気温の状況下で事故なく出来たのはうれしく思います。 撤収はちょっとトラックのドタバタがあって、指示に30分かかってしまったが、無事に終わりました。 冬もここにいる人とはお会いしたもんですね。笑顔でお待ちしています。

(筆)最後に、今回なんでこんなにえらい目にあったのか。1・2日目の人数と体感人数の差は渋滞。その元がとある指導による 「エスカレーターは安全性を考慮して」「1段おきに」「2人ずつ」乗ってください。 コミケは絶対に歩かないことを徹底して12年間事故がなかったが、今回はその指導で、運ぶ人数が1/2になる。 エントランスから入ると、西に行くとしても東に行くとしてもエスカレーターで1階に下りなくてはいけない。 そこで渋滞がおき、先頭からエントランスプラザまで伸び、2日目までにいたっては列が解消せず、 プロムナードからつどい橋まで伸びる状態に。

コミケでは今回も事故がおきてないし、次回以降なんとかできないかと要請しているが、事故の原因がまだわかっていない。 検証中で、それが出ないことには会場、警察、消防、準備会も対策が組めない。もしかすると次回も今回と同じことを会場のほうからお願いされるかもしれない。 そうなった場合は、初日と2日目の渋滞をどう防ぐか考えなくてはならない。ここで絶対渋滞がなくなるようにお約束できないのはつらいですが、 いままでどおりの参加人数だったら、せめてスムーズに出来るように考えて行きたい。

参加者からの質問

質問1

(サークル参加)導線について、西4階から東への移動に、トラック用のスロープの使用はどうか。

回答1

(筆)我々も考えたが、スロープを降りて東に行くには、ひとつは道を横断する方法があるが、我々は歩道を借りてない、 信号もないのでNG。それは今後の検討課題にしている。もうひとつは会場内を通す。スロープを降ろしてヴァンパイアロードを経由すると、 そこが狭くて、そこがボトルネックになり、歩く距離も伸びる。

質問2

(一般参加)コスプレについて、先ほど出たが、コスプレ広場の庭園が満員状態が長くて、じっくり見れない。 また、レストランを使う人にも影響が出る。そこを改善してほしい。

回答2

(筆)庭園へ出るところに2つドアがあり、その前のレストランから、ドアを使うなといわれ、 1つのドアからしか出せず、庭園に行くための渋滞が起きてしまった。これは改善の余地がある。 庭園に関しても、芝生や小山が使えず通路だけの使用だった。そして想定外に多くの人が入ってしまってしまった。

初日にそれを受け、前回までのコスプレ広場をチェックすると、企業の列が早く解消するようになったので、 朝一番からは無理だが使えるのではないかと。次回は庭園と西屋上の2箇所に流せたらいいんじゃないか。 そうしたらスタッフを二箇所に置くので負担も多くなり、担当セクションと調整して冬コミはどうするか考えていく。

1日目にファミリーマート裏を少し開放したが、会場からNGが出てしまった。雨の日には使えそうなのでこれからも会場側と調整をする予定。

質問3

(一般参加)今回はブースの変更が多かったが、そこにひとつ増やしてほしいブースがある。 地方の同人誌即売会は参加者が減っていて、その打開策のひとつに、コミケ内で宣伝できるスペースが作れないか。

回答3

いままでイベント主催者は評論情報スペースで宣伝をやるのが現状。そこで、イベント主催者に関しては企業に準じてブースを作り宣伝をし、 コミケだけでなく同人誌即売会連絡会と組んでみたり。そうすれば主催者もいろんなことが出来るし、 評論情報のサークルの当選率もあがるのでは。

(市)同人誌即売会連絡会に入っていないイベントもあるし、企業ブースの場所に置くとお金がかかってしまい、足並みがそろうかどうか。 連絡会も任意で各自が持ち寄りの形でやっているような形で難しい。

質問4

(一般参加)過去の質問コーナーの内容はどこかに蓄積されているのか? 蓄積されていれば、いろいろな問題を解くヒントになると思う。

回答4

(市)いままでの内容は蓄積していないが、いろんなものにフィードバックしている。 最近はブログなどに公開している場所も多いので、そこを見てほしい。

(筆)一応スタッフがPCに打ち込んでいる。コミケ好きな人が多いこういう場だと気持ちよくてついつい余計なことを言ってしまう。

質問5

(一般参加)3日目。りんかい線国際展示場駅から東の一般入場列まで行く途中、信号で1時間とめられた挙句、 西の最後尾に入ってくださいという指示を受けた。東のキャパシティがないなら、途中で速やかに西に移してほしい。

回答5

朝8時半から9時のこと。また、スタッフの「これは信号待ちの列で、東入場の列ではない。」も癪にさわった。 こうなると順路どおりに移動した人間は気分が悪い。こういうことがあると、まじめに移動している人に中にも、 抜け駆け行為(割り込み)に走ってしまう人が出るのではないかと思う。信頼・信用でなりたっているコミケなのだから、もう少し考えてほしい。

(市)すいませんとしか言いようがない。なぜこうなったかというと、東の列が7時から8時の間に急激に増えてしまい、 外に出てしまった。そして歩道に伸び、最後尾が鉄鋼埠頭まで伸びてしまった。それをつめなおし、そこで手間取ってしまい、 後ろのほうをいったん止めざるを得なかった。つめて中に入れられればそのまま持って行こうとしたが、時間もいっぱいになってしまい、西に誘導した。 荷物検査の件もあり、ちょっと対応が遅れた。最近7時から8時にかけて列が急激に伸びる。3日目だけ。 東はスペースが限られてしまう。有明もずいぶん変わってきていて、駐車場もなくなってきている。外に並べさせる場所が減ってきているのも事実。 今後のあり方を考えていきたい。時間でとめると、余ってしまったり、逆に漏れてしまったり難しい。

質問6

(一般参加)今年の2月、日教組の集会がプリンスホテルと揉めた一件があった。3000人で取り消しと言われるだけでああいう騒ぎになってしまう。 コミケも過去は会場を転々としたことがあった、コミケとしてこの件についてどうお考えか。

回答6

(市)コミケも過去にいろいろあった。幕張を断られたときは緊急アピールを出したりして、なんとか晴海に戻れた。 今回も爆弾騒ぎなどで「中止しませんか?どうですか?」と言われたが「いや、やります」といった。 何か起きたらあなたたちの責任ですよといわれ、責任取りますよ、3人全員で取ると言った。

会場と中止するかしないかの話し合いをしていたときに、会場から「もしここで一個爆弾が見つかったら中止するんですか」といわれたが、 「いややりますよ、一個見つかったらそれで終わりだから」と言った。我々も中止という言葉は出さない。ずっと続けていくものだと思っている。 55万人の参加者を裏切るようなことはしない。会場と粘り強い話し合いをしていく。今回の一件はずいぶん考えさせられた。 10年前の発火物事件以来にどっと疲れた。

質問7

(一般参加)初日の西の入場について。6時40分ごろに列についたが、10時から10時半までやぐら橋の上に止められていた。 今までなかったことだが、何があったのか。

回答7

(市)ドン詰まりの影響。西から入り、西と東に行くとその先にあるのは…エスカレーターなんですね。

(筆)いままでのコミケだったらスムーズに入れたが、今回は会場と警察から「事故を起こさない、安全な方法をやってほしい」 と言われたが、止まっているあいだに熱中症で倒れる人が続出する今回の方法が安全かというのが個人的感想(会場笑)。

(市)倒れた人のために、ワシントンの大広間を借り、倒れた方を収容するスペースを作った。 倒れてしまうともったいないし、みんなにコミケを楽しんでもらいたいので、治るのであればまたそこから参加してほしい。 1日目の出来事、2日目の出来事を3日目に反映させる。

質問8

(一般参加)コミケットスペシャルについて、今回は誘致先を探していると聞いたが、町や市ではなく、 国単位で申し込みが着たらどうするのか?

回答8

(市)それはそれで、行ける国だったら行きたい。コミケットスペシャルとは、5年に一回、遊び心をふんだんに取り入れた、 普段のコミケとはまったく違うもの。前回の24時間耐久コミケは我々はつらかった。

(筆)あのとき、筆谷と市川は米沢から「ちょっと本を買っている間に代表の席に座っていてくれないか?」が代表になってしまった(会場笑)。

(市)2010年春のコミケットスペシャルの企画に「おらが村でコミケを」を企画している。9月には広報からしっかりとした宣伝が出ると思う。

(筆)本当は8月上旬にいろいろ考えてここで言おうと思ったが、今月いろいろなことが起きてしまい考える暇がなかった。

(広報)10年前は沖縄でリゾコミをやり、前回はここでやったので同じことはしたくない。全国の第三セクターの方で、 利用率の悪い会場をお持ちの方とか、いろいろあると思うので公募をかけてみる。コミケといっしょに脅迫がついてきたり、 エロ本がついてきたり(会場笑)、厳しい状況もあるが、それを乗り越えられる勇気ある団体の申し込みをお待ちしている。 もちろん国でもレギュレーションにあえばどこでも。最初は夕張でという話もあったけど3月の夕張は寒くて徹夜組が死にかねない。 もちろんスペシャルでも徹夜は禁止。前回は24時間だから会場公認だったのでOKでした。

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