地方競馬 送迎バス事情(2024春・西日本編)
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先日お届けした「地方競馬 送迎バス事情(2024春・東日本編)」の続き。今回は西日本の地方競馬を送迎バス事情をまとめます。
この記事内で紹介している運行形態・時刻等は2024年3月時点のものです。実際に利用される際には各競馬場・主催者の公式Webサイトをご確認ください。
金沢競馬場
最寄りの鉄道駅からは3km以上離れ、付近には路線バスの乗り入れがない一方、送迎バスは和倉・高岡・粟津と、30km以上の長距離便が複数路線運行されていた。しかし、2024年1月の能登半島地震の影響もあってか長距離便は運行休止。2024年3月時点では金沢駅発着の便のみ運行している。
名古屋競馬場
2022年に弥富のトレーニングセンターに移転。市街地から離れてしまったが無料送迎バスは近鉄蟹江駅・名古屋駅名鉄バスセンターの2か所から出ている。当初は旧名古屋競馬場(サンアール名古屋)からもバスが出ていたが、駐車場の工事開始に伴い2024年2月16日で運行終了。
→サンアール名古屋系統シャトルバス 運行廃止について (お知らせ)|ニュース一覧|金シャチけいばNAGOYA
送迎バス以外では弥富市コミュニティバス「きんちゃんバス」の南部ルートが名古屋競馬場の近くまで乗り入れる。1回200円で、平日・土曜日のみの運行。始発は近鉄蟹江駅ではなく近鉄弥富駅で、競馬場までは45分(左回り)。
→コミュニティバス|弥富市公式ホームページ
笠松競馬場(送迎バスなし)
名鉄笠松駅から徒歩5分という駅近な立地からか、送迎バスの設定は無い。笠松駅を出て線路沿いを名古屋方面に歩いていくとすぐに競馬場に到着する。名鉄名古屋駅から名古屋競馬場に行くよりも、笠松競馬場に行くほうが早く着くのでは……?
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園田競馬場
園田競馬場の無料送迎バスは阪急園田駅発着と、JR尼崎駅・阪神尼崎駅発着の2ルートがある。
園田特有の運用が見られるのはナイター開催時。メインレース終了後、正門を封鎖し、帰宅する観客をバス乗り場のある出口に誘導する。競馬場と園田駅に間にある住宅街への観客流入を防ぐ策である。公式Webサイトのにも「特に、ナイター競馬開催時には、深夜、周辺住民の方々にご迷惑となりますので、お帰りの際には無料送迎バスをご利用願います。」との一文が掲載されている。
→園田・姫路競馬場 | 兵庫県競馬組合からのお願い・ご注意
姫路競馬場
開催期間が冬場の2・3ヶ月程度と短い姫路競馬場。JR姫路駅・山陽姫路駅前の大通りから無料送迎バスが出ている。バスは姫路駅前を発車すると、姫路城の横を通り競馬場へ向かう。運行は神姫バスが担当。姫路駅~姫路競馬場間は一般の路線バスも多数運行されていて、運賃は230円。
高知競馬場
高知市中心部、はりまや橋から南へ6.4kmにある高知競馬場へは、高知駅北口から無料送迎バスが出ている。高知駅北口-南はりまや橋-高知競馬場のルートで1往復運行するが、開催日によっては増発も行われるようだ(2024年黒船賞当日は往路4本・復路5本)。
→無料シャトルバス運行時刻表 3/26(火)★黒船賞当日
運行を行うのは高知駅前観光で、高知空港-高知駅の連絡バスや高知・徳島-東京間の高速バスも運行している。
無料送迎バスの他には、一般の路線バス(とさでん交通)のT3系統が競馬場の近くを通る。かつては競馬場北口バス停で下車し10分ほど歩く必要があったが、2019年8月から土曜・休日に限り、路線バスが競馬場の前まで乗り入れるようになった。最終レース終了後の送迎バスを待たなくても、19時台にはりまや橋へ向かうバスに乗ることができる。
佐賀競馬場
佐賀競馬場は「友の会バス」という名の有料送迎バスが用意されている。友の会と書いてあるが、一見さんも利用可能。久留米駅・柳川地区の2ルートに加え、2024年4月からは新鳥栖駅からのルートが新設。新幹線を使う遠征勢にはありがたい。
→令和6年4月6日(土)からの友の会バスの運行につきまして | 佐賀競馬(さがけいば)
一般の路線バス(西鉄バス)は鳥栖駅から目達原・神埼駅間を走る43系統が約1時間毎に運行している。
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