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地方競馬 送迎バス事情(2025年春改訂版・西日本編)

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先日お届けした「地方競馬 送迎バス事情(2024春・東日本編)」の続き。今回は西日本の地方競馬を送迎バス事情をまとめます。

この記事内で紹介している運行形態・時刻等は2025年4月時点のものです。実際に利用される際には各競馬場・主催者の公式Webサイトをご確認ください。

2025年4月に一部内容を修正・追記しました。

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金沢競馬場

最寄りの鉄道駅からは3km以上離れ、競馬場付近には路線バスの乗り入れがない一方、送迎バスは和倉・高岡・粟津と、30km以上の長距離便が複数路線運行されていました。しかし、2024年1月の能登半島地震の影響もあってか長距離便は運行休止。2024年3月時点では金沢駅発着の便のみ運行しています。

【写真】金沢駅発の無料送迎バスは金沢港口(西口)から発車する。
【写真】金沢駅発の無料送迎バスは金沢港口(西口)1番のりば(写真右)から発車する。
【写真】金沢駅と金沢競馬場を結ぶ無料送迎バス。北陸鉄道バスが運行を担当。
【写真】金沢駅と金沢競馬場を結ぶ無料送迎バス。北陸鉄道バスが運行を担当。

名古屋競馬場

2022年に弥富のトレーニングセンターに移転。名古屋市中心部から離れてしまいましたが、無料送迎バスは近鉄蟹江駅名古屋駅名鉄バスセンターの2か所から出ています。当初は旧名古屋競馬場(サンアール名古屋)からも無料送迎バスが出ていましたが、駐車場の工事開始に伴い2024年2月16日で運行終了。
サンアール名古屋系統シャトルバス 運行廃止について (お知らせ)|ニュース一覧|金シャチけいばNAGOYA

【写真】近鉄蟹江駅前の無料送迎バスのりば。専用のバス停ポールが用意されている。
【写真】近鉄蟹江駅前の無料送迎バスのりば。専用のバス停ポールが用意されている。
【写真】近鉄蟹江駅発着のバスは三重交通の路線バス車両が担当。所要時間は約25分。
【写真】近鉄蟹江駅発着のバスは三重交通の路線バス車両が担当。所要時間は約25分。
【写真】名古屋名鉄バスセンターは4階の一番奥、21番のりばから発車。
【写真】名古屋名鉄バスセンターは4階の一番奥、21番のりばから発車。
【写真】名古屋駅発着便は名鉄バスの高速バス車両を使用。定員以上の立席乗車はできないので注意。
【写真】名古屋駅発着便は名鉄バスの高速バス車両を使用。定員以上の立席乗車はできないので注意。

送迎バス以外では弥富市コミュニティバス「きんちゃんバス」の南部ルートが名古屋競馬場の近くまで乗り入れます。1回200円で、平日・土曜日のみの運行。始発は近鉄蟹江駅ではなく近鉄弥富駅で、競馬場までは45分(左回り)。
コミュニティバス|弥富市公式ホームページ

笠松競馬場(送迎バスなし)

名鉄笠松駅から徒歩5分という駅近な立地からか、送迎バスの設定はありません。笠松駅を出て線路沿いを名古屋方面に歩いていくとすぐに競馬場に到着します。名鉄名古屋駅から名古屋競馬場に行くよりも、笠松競馬場に行くほうが早く着くのでは……?

【写真】笠松駅から競馬場へ向かう道中、写真左の階段を登り、道路をもう一本渡れば入場門は目の前。
【写真】笠松駅から競馬場へ向かう道中の様子。写真左の階段を登り、道路をもう一本渡れば入場門は目の前。

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園田競馬場

園田競馬場の無料送迎バスは阪急園田駅発着と、JR尼崎駅・阪神尼崎駅発着の2ルートがあります。園田駅発着便は随時運行するのに対し、尼崎駅発着便は3~5往復と本数が少ないので、利用する際は事前に運行時刻の確認をするのをオススメします。

【写真】阪急園田駅の送迎バスのりば。運行は阪急バスが担当。
【写真】阪急園田駅の送迎バスのりば。運行は阪急バスが担当。
【写真】園田競馬場の送迎バス乗り場。
【写真】園田競馬場の送迎バス乗り場。

園田特有の運用が見られるのはナイター開催時。メインレース終了後、正門を封鎖し、帰宅する観客をバス乗り場のある出口に誘導します。これは競馬場と園田駅に間にある住宅街への観客流入を防ぐ策。公式Webサイトのにも「特に、ナイター競馬開催時には、深夜、周辺住民の方々にご迷惑となりますので、お帰りの際には無料送迎バスをご利用願います。」との一文が掲載されています。
園田・姫路競馬場 | 兵庫県競馬組合からのお願い・ご注意

【写真】メインレース終了後、正門には「正門閉鎖中」の垂れ幕を掲げ、警備員が観客に送迎バス乗り場を利用するように呼びかけている。
【写真】メインレース終了後、正門には「正門閉鎖中」の垂れ幕を掲げ、警備員が観客に送迎バス乗り場を利用するように呼びかけている。

姫路競馬場

開催期間が冬場の2・3ヶ月程度と短い姫路競馬場。JR姫路駅・山陽姫路駅前の大通りから無料送迎バスが出ています。バスは姫路駅前を発車すると、姫路城の横を通り競馬場へ。運行は神姫バスが担当。姫路駅~姫路競馬場間は一般の路線バスも多数運行されていて、こちらを利用する場合の運賃は230円。

【写真】JR姫路駅の北に伸びる大手前通りにある送迎バス乗り場。写真奥がJR姫路駅、その右手前に山陽姫路駅がある。
【写真】JR姫路駅の北に伸びる大手前通りにある送迎バス乗り場。写真奥がJR姫路駅、その右手前に山陽姫路駅がある。
【写真】最終レース終了後、姫路駅行きのバスのりばに向かう観客。
【写真】最終レース終了後、姫路駅行きのバスのりばに向かう観客。

高知競馬場

高知市中心部、はりまや橋から南へ6.4kmにある高知競馬場へは、JR高知駅から無料送迎バスが出ています。高知駅南口ロータリー-南はりまや橋-高知競馬場のルートで2往復運行していますが、開催日によっては増発も行われるようです。運行時間については開催日ごとに高知競馬公式Webサイトで公開されています。

【2025年4月追記】現在、往路はバスではなくジャンボタクシーでの運行となり、1便あたりの定員は9名。人数オーバーの際には乗車できないので注意が必要。

2018年に訪れた際は高知駅前観光が送迎バスの運行を担当。送迎バスのほか、高知空港-高知駅の連絡バスや高知・徳島-東京間の高速バスも運行しています。

【写真】南はりまや橋を発車し、高知駅へ向かう無料送迎バス(復路)。
【写真】南はりまや橋を発車し、高知駅へ向かう無料送迎バス(復路)。

無料送迎バスの他には、一般の路線バス(とさでん交通)のT3系統が競馬場の近くを通ります。かつては競馬場北口バス停で下車し10分ほど歩く必要がありましたが、2019年8月から土曜・休日に限り、路線バスが競馬場の前まで乗り入れるようになりました。最終レース終了後の送迎バスを待たなくても、19時台にはりまや橋へ向かうバスに乗ることができる

【2025年4月追記】現在、競馬場前から南はりまや橋方面に向かう路線バスは17:41発(休日のみ)の天王ニュータウン行きが最終便になります。競馬場北口発は休日18:25発県庁前行き・休日19:07発八田行きが最終。

【写真】高知競馬場から徒歩10分の場所にある競馬場北口バス停。平日はここが競馬場最寄りのバス停になる。
【写真】高知競馬場から徒歩10分の場所にある競馬場北口バス停。平日はここが競馬場最寄りのバス停になる。

佐賀競馬場

佐賀競馬場は「友の会バス」という名の有料送迎バスが用意されています。友の会と書いてありますが、一見さんも利用可能。「西鉄久留米駅・JR久留米駅発」「西鉄柳川駅発」の2ルートに加え、2024年4月からはJR九州新幹線新鳥栖駅からのルートが新設されました。新幹線を使う遠征勢にはありがたい。
令和6年4月6日(土)からの友の会バスの運行につきまして | 佐賀競馬(さがけいば)

一般の路線バス(西鉄バス)は鳥栖駅から目達原(めたばる)・神埼駅間を走る43系統が約1時間毎に運行しています。

【写真】競馬場前バス停(目達原・神埼駅方面)。鳥栖駅からは15~20分。
【写真】競馬場前バス停(目達原・神埼駅方面)。鳥栖駅からは15~20分。
【写真】競馬場前バス停(鳥栖駅方面)。ここから出るバスは新鳥栖駅を経由しない。
【写真】競馬場前バス停(鳥栖駅方面)。ここから出るバスは新鳥栖駅を経由しない。
【写真】佐賀競馬場の眼の前に広がる広大な駐車場。写真奥が佐賀競馬場スタンド。
【写真】佐賀競馬場の眼の前に広がる広大な駐車場。写真奥が佐賀競馬場スタンド。
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